威嚇射撃の弾は危なくない？

刑事ドラマでは、犯人を追う刑事が「止まれ！ 止まらないと撃っぞ」と叫び、空に向かって、威嚇射撃するシーンがよくある。

しかし、空に向かって撃っても、地球には引力があり、やがて弾は落ちてくる。すると、落ちてきた弾がまわりの人に命中する危険はないのだろうか？

実際、南米の繁華街で、新年を祝って、空へ向けてピストルを乱射。流れ弾に当たって死亡する人が何人も出たことがある。そういう危険性があるため、日本では現実に、刑事が空に向かって威嚇射撃することはありえない。近くに川があれば、その水面に向かって撃ち、水がなければ地面に向けて撃つ規則になっている。