雑記

興味のあることだけ書き留める

毒吐き 単なる飲み過ぎで肝臓が悲鳴をあげている…

飲みすぎによる胃もたれや吐き気はアルコールのせい。アルコールは胃を荒らすうえ、体内で毒性の強いアセトアルデヒドに代謝される。これを処理しきれない状態が二日酔い。

飲んでいる最中にできるだけアルコールを薄めるように水分も摂っているがアルコールのほうが圧倒的に多いのだろう。

 

最近、同僚が胃がんになって入院し、腹腔鏡手術で胃の3分の2を摘出。12日ほどで退院したが体調がよくない…とこぼす。

ガンかもしれない…と言われてはじめて受診したときに医師に「お酒は?」と聞かれて普通に「毎日です」と言ったらキレイな女医さんが舌打ちしてショックだったと言っていた。医師から見れば毎日酒を飲むやつがガンになっても自分らの仕事が増えるぐらいにしか思えないのが今の現状なのかもしれない。

それほどお酒は胃のためにもよくない…ということなのだろう?

同僚は、34歳である。

これからばりばり働く年齢で気の毒でならない。仕事もできるのに。

 

話はもとに戻るが、二日酔いは本当にツライ。その対策を考えウコンを飲もうか?と考えている。この同僚の胃がんは自分にとってもかなりショックだったので今の現状を打破するために考えた最善の方法でもある。

ウコンの効能、効果なんかを調べたところでいいことしか書かれていないのでなんともいえないが。

 

「ウコンは肝臓の働きを助けアセトアルデヒドの代謝を促進する」。さらに「胃腸からの水分排出がうまくいかず、体が重い、むくむという症状にもいいらしい。

上司がウコンを飲むようになって急に元気になった印象が頭から離れないのもある。

 

毎年、1月の終わり~2月中旬はだるくてタウリンをとったり黒酢を飲んだりいろいろ試す。今年はウコンを試してみよう。

 

いくら仕事のためとはいえ、今どき接待が売り上げに貢献しているかは定かではない。凡例的に行われているだけのようにも思う。最近は、面倒な客が増えてつきあいも楽ではない。

 

とりあえず「やわたの琉球ウコン(無農薬)」あたりでどうだろう?

 

 

ガンによる「痛み」について

がんが進行すると同時にしんどいのががんの痛みです。しかし、「医療用麻薬」を適切に使うことにより、がんの痛みの大半は緩和できるようになりました。がんの痛みをあきらめないで、医師に相談し、痛みのストレスと向き合わない方法を選ぶようにと医師もすすめます。

がんの痛みの治療は十分に普及していない

がんになると、ほとんどの患者さんが痛みを感じるといわれています。この痛みは原因により、次のように分類できます。

  • がん自体による痛みがんができていることで起こる内臓などの痛みや、がんが神経を圧迫・損傷して起こる痛みなどです。せっか
  • がんの治療に伴う痛み手術後の切開創などの痛みや、放射線療法や化学療法の副作用として生じる痛みやしびれなどです。
  • がんに関連した痛み全身の衰弱や床ずれによる痛みなど。
  • その他の病気による痛みがんとは直接関係のない病気、例えば以前からもっていた腰痛などの痛みも対象となります。

これらの痛みは患者さんを苦しめ、「動けない」「不安やイライラを感じる」「眠れない」といった、さまざまな障害をもたらします。痛みを我慢するのではなく、適切な治療で痛みを取り除くことが大切です。

まだまだ理解されていない医療用麻薬

がんの痛みを取り除くには、モルヒネなどの「医療用麻薬」を適切に使うことが必要です。しかし、日本の医療用麻薬の消費量は、ほかの先進国に比べて極めて少ないのが現状です。その大きな原因が、「麻薬中毒を招く」などといった、医療用麻薬に対する根強い誤解です。正しい知識ではなく悪いイメージが「麻薬」という言葉に印象づいていしまっているのが原因だと考えられています。いゆる知識不足によるデメリットです。

痛みの治療は痛みの程度に合わせて行われる

治療に使われる薬は以下のとおりです。

  • 非麻薬性鎮痛薬医療用麻薬に含まれない鎮痛薬です。「解熱鎮痛薬」や「アセトアミノフエン」などがあります。
  • 麻薬性鎮痛薬医療用麻薬に分類される鎮痛薬です。作用の弱い薬には「コデイン」、作用の強い薬には「モルヒネ」「オキシコドン」「フエンタニル」などがあります。

鎮痛薬だけでは効果が現れにくい痛みには「鎮痛補助薬」も使われます。「抗けいれん薬」「抗うつ薬」「抗不整脈薬」「ステロイド薬」などがあります。このうち、麻薬性鎮痛薬には「吐き気や嘔吐」「便秘」「眠気」などの副作用が起こることがあるため、副作用を抑える薬を使って対処します。吐き気や嘔吐などには、副作用を抑える薬が予防的に使われます。

 

WHO(世界保健機関) では、がんの痛みの治療方法の基準を定めています。痛みの強さを3段階に分け、がんの進行度とは関係なく、基本的に痛みの強さに応じて使う薬が選択されます。第1段階では軽度の痛みに対して非麻薬性鎮痛薬を用い、必要に応じて鎮痛補助薬を併用します。もっと強い痛みには、第2段階として、コデインなどの作用の弱い麻薬性鎮痛薬が追加されます。それでも不十分な場合は、第3段階として、モルヒネなどの作用の強い麻薬性鎮痛薬を使います。

痛みが強い場合には、第2段階や第3投階から始めることもあります。かつて、医療用麻薬を使った痛みの治療は、がんの治療をすべて行ってからするものとされていましたが、現在は、初期でも痛みが強い場合には、医療用麻薬を用いて十分に痛みをとる治療が行われます。外来で医療用麻薬を処方してもらい、自宅で生活することもできます。

痛みの評価

主治医は、治療によって患者さんの痛みがどの程度改善されたかを、的確に把握する必要があります。そこで、次のような方法 を治療の前後に用いて、治療の効果を判定 します。

  • フェイスペインスケールいろいろな顔のイラストのなかから、現在の痛みの程度に近いと感じるものを選んでもらいます。
  • 数値的評価スケール痛みがない状態を0、想像できる最大限の痛みを10として、現在の痛みを数値で答えてもらいます。ここで重要なのは、数字の大小よりも、治療で痛みがどの程度改善されたかを明らかにすることです。最初はうまく答えられないかもしれませんが、徐々に上手に答えられるようになつていきます。

痛みの程度を正しく伝えることも重要

自分の痛みを医師に訴えるときには、次のようなポイントを明らかにしましょう。

  1. どこが?おなかや腰、背中など、痛む部位を伝えます
  2. いつから?痛み始めた時期を伝えます。痛みが長く続いている場合は、作用の弱い薬では効かない傾向があります。
  3. どんなふうに?「刺すように」「ズキズキ」など、痛みの感覚を伝えます。
  4. どれくらい?痛みの強さを伝えます。
  5. 痛みで出来なくなったこと 眠れない、食欲がない、動けないなど、日常生活でできなくなつたことを伝えます。
  6. 使用中の鎮痛薬の名称と効き具合 使用した薬の効果や副作用などを伝えます。

がんの痛みを感じたら、我慢せず医師に相談しましょう。痛みの治療が不十分な場合は、専門医に相談することもできます。痛みの治療を行うペインクリニックや緩和ケアチームなども増えており、セカンドオピニオンを受けるのも1つの方法です。

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骨粗鬆症の骨折対策のための生活の工夫

1000万人とも言われる骨粗鬆症患者の生活上の工夫についてです。患者は1000万人ともいわれ急増しているのが特徴です。

まず、ポイントとなるのは

  • 室内を整理整頓し室内の段差を減らす
  • 外出時には無理をせずに杖を使い、転倒に備えてパッド入りパンツを利用する等の工夫をする

骨粗鬆症」になると、ちょっとしたはずみで骨折を起こします。骨折しやすいのは、背骨、手首、腕のつけ根、大腿骨のつけ根などです。なかでも、背骨は、重いものを持ったときや、ベッドなど低いところから落ちたときに骨折することが多いのも特徴です。

転倒したときに骨折しやすいのは、主に手首や腕のつけ根、大腿骨のつけ根です。負傷で搬送されたお年寄りについて東京消防庁が調べたところ、負傷の原因の8割近くが転倒で、内容は3割近くが骨折でした。このように、お年寄りは転倒で骨折することが多く、転倒を防ぐことが非常に重要です。

  • 転倒しやすい場所…意外なことに、転倒の半数以上が住み慣れた家の中で起きています。たとえば「床や畳に放置された新聞などを踏んで、足を滑らせる」「座布団の縁につまずく」「電気器具のコードに足をひつかける」などが、転ぶきっかけになつています。年をとると、筋肉の力が衰えて足が以前より持ち上がらずに、気づかないうちにすり足になっていることがあります。また、体のバランス感覚が衰えて、思いがけないところで転倒することがあるので、注意が必要です。

転倒を防ぐためには、住まいの環境整備など、さまざまな工夫が大切です。

新聞や雑誌、衣類やさまざまな小物などを床に散らかさないように、収納場所を決め、整理整頓を心がけましょう。

座布団は、立ち上がったら、座卓の下に入れるなどします。電気器具のコードも、部屋の隅を通すなどの工夫をしましょう。このようなちょっとした配慮で、屋内での転倒をある程度予防することができます。

 

住まいの改善も大切です。

身の回りの整理整頓だけでなく、住宅の改善が必要なこともあります。例えば、屋内の段差をスロープで解消したり、風呂場に手すりをつける、また、階段には手すりをつけると同時に、夜、足下を照らす小さな照明をつけると安心です。

なお、スリッパは、脱げやすく転倒しやすいので、お年寄りには勧められません。すべり止めのついた靴下などを履いたほうが、転びにくいでしょう。衣類も足にからまりやすいものなどは避けましょう。

 

外出時の工夫も大切です。

外出先では、つまずいたり、人と接触したりして転びそうになっても、つかまるところがありません。杖があると、多少ふらついても、比較的しっかりと歩けるものです。「たかが杖」と思いがちですが、非常に役に立つので、骨粗鬆症の人や足腰が弱った人は、杖をつくことが勧められます。

また、介護用品には衝撃吸収パッド付きのパンツがあります。万一転倒した場合でも、腰の部分に付いているパッドが衝撃を吸収し、大腿骨の骨折を防ぐことができます。大腿骨の骨折は寝たきりにつながりやすいので、骨租髭症の人は、積極的に使うようにするとよいでしょう。

 

そのほかの注意点として寝不足や疲労などで体調が悪いと、手足の先まで注意が行き届かなくなったり、反応が鈍くなって、さらに転倒しやすくなります。

日ごろから体調管理に気をつけることが大切です。また、睡眠薬や鎮痛薬などが運動機能に影響することもあるので注意してください。特に視力が低下した人や、脳まひ血管障害などで麻痔のある人は注意が必要です。

普段の食生活で注意する点はやはり「十分なカルシウム」です。骨粗鬆症を予防するには、年代に応じた対策が必要です。年をとっても健康に生活を楽しめるよう早い時期から気をつけましょう。

 

骨の健康を保つには、年齢を闘わず、食事が大切です。次のようなことに気をつけましょう。

  • 牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、豆腐、納豆、小松菜、しらす干し、ししやも、わかめなど、カルシウムの多い食品を毎日の卓に取り入れましょう。
  • 乳製品は、カルシウムの吸収率のよい食品ですが、それでも約50%しか吸収されません。そこで、ビタミンDなどカルシウムの吸収を助ける食品を積極的にとることが大切です。ビタミンDは、きのこ頬や、いわしなどの青背の魚などに多く含まれています。
  • 酢に含まれる酢酸、レモンなどに含まれるクエン醸、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や納豆などに含まれるビタミンKもカルシウムの吸収を助けます。
  • インスタント食品や清涼飲料水には、多くの場合、食品添加物としてリンが含まれています。リンの過剰な摂取はカルシウムの吸収を妨げるので注意します。

睡眠トラブル「生理前や生理になると眠い」

これは女性ホルモンが睡眠に影響しており、周期に合わせて昼寝をとるなどの対処がベストです。

 

18~40歳の女性を対象とした調査では41% が月経に関連した睡眠の変化を自覚。さらに変化を感じる人の94%は「眠気が強くなる」と回答。

 

月経時に眠気が強くなるのは、女性ホルモンの影響が指摘されている。深い眠りに入るには体温がしっかり下がる必要がある。しかし月経前には体温を上げる作用がある女性ホルモン=プロゲステロンの分泌が増加するため、体温が下がりきらずに眠りが浅くなり、日中に眠気が出るのではといわれる。

 

「月経周期に関連する眠気はある程度時期が予測できる。その期間は仕事や生活を調整し、無理をせずに昼寝をするなどして対処するのがべター。眠気とともにイライラやうつ症状があるときは、薬を使うと楽になることも。

生理トラブル~更年期まで幅広く対応する「命の母」がスタンダード薬。

食物アレルギー

わかりにくい食物アレルギー

さばを食べて蕁麻疹が出たら何が原因か?ほとんどの人がサバのアレルギーが原因と考えます。

ところが、アレルギーを専門にしている医師は複数の病態を想定し、正解にたどり着けるように質問したり、検査をしたりします。

例えば、

  1. サバ特有のたんばく質にアレルギー(実際は少ない)
  2. 魚全般のアレルギー(他の魚ではどうですか?)
  3. 魚肉成分のヒスチジンが保存・調理過程で細菌によって代謝されてできたヒスタミンによる中毒反応(新鮮なサバでは症状がでないのでは?)
  4. 魚に寄生するアニサキスのアレルギー( シメサバでしたか、腹痛はありましたか?)
  5. 慢性じんましんが時々出ている人で、出る直前に偶然サバを食べた(ふだんからじんましんが出やすいのでは)

などです。なお、以上の中で食物アレルギーによる症状と呼んでいいのは(1と2だけです。

即時型アレルギー症状

原因となる食物を食べて数分から2時間以内に症状が出る場合を、即時型アレルギー症状と呼びます。

症状としては、皮膚に赤みやかゆみが出ることが多いのですが、口や喉の粘膜にかゆみや腫れが出る場合や、腹痛だけのこともあります。

アナフィラキシーとは即時型アレルギー症状が身体のあちこちに同時に出るものです。食物以外に、蜂に刺されたり、医薬品の注射でもおきることがあります。日本では、はっきりわかっているケースだけで年間70人前後がアナフィラキシーで亡くなっています。

以下の診断基準(世界アレルギー機構によるもの) が代表的なものですが、症状の組み合わせ3 通り( どれかに該当すれば、アナフィラキシーの可能性が高い) といえるでしょう。

  1. (1)皮膚粘膜症状が急に出ることに加え、(2)呼吸が苦しいまたは(3)血圧が低下
  2. アレルゲンの摂取やトリガー(引き金) があったと考えられた後に、上記(1)、(2)、(3)、と(4)強い胃腸の症状の計4種のうち、2つ以上がみられる場合
  3. アレルゲンと判明しているものが体に入った後で、(3)血圧の低下があった場合

アナフィラキシーの診断基準(1~3 のいずれかに該当)

  1. 突然はじまる皮膚粘膜症状(数分~数時間) に加えて、呼吸が苦しいまたは血圧が低下(意識を失う、失禁する)
  2. アレルゲン摂取やトリガー( らしいもの) があった後に皮膚粘膜症状、呼吸苦、血圧低下、強い胃腸症状の4系統の症状のうち2つ以上がみられる場合
  3. レルゲンと判明しているものが体に入った後に血圧低下

個人産と年齢差にアレルゲンの違い

1つの食品には何種類かのたんばく質が含まれており、アレルギーをおこしやすい成分、一部の人にしか反応をおこさない成分、アレルゲンにはならない成分が混在した状態にあります。また、たんばく質ごとに、加熱によって変性しやすいもの、水に溶けにくいもの、消化されやすいものなど特徴が異なります。

そのため、同じ食物にアレルギーがあるといっても、調理その他の条件によって、症状の出方が異なる場合があります。除去の範囲の変更等はかならず医師の指示にもとづいておこなってくだ-さい。1~3に示した年齢層によるアレルゲンの違いは一般的傾向を述べたものであり、例外もあるのでご注意ください。

年齢層とアレルゲンの傾向

  1. 乳児に多く、以後なおりやすい食物アレルゲン(鶏卵、牛乳、小麦)
  2. 加齢にともなって頻度が増える食物アレルゲン(そば、ナッツ、エビ、カニ、果物、野菜、魚類、魚卵)
  3. 青年期、成人期に発症が目立つ病気やアレルゲン 小麦依存性運動誘発アナフィラキシー

アレルゲン別

●鶏卵

乳幼児に多いアレルゲンのトップです。ほとんどのアレルゲンが卵白の部分に含まれていて、熟に弱いオボアルブミンと熟に強いオポムコイドがその主なものです。オポムコイドのアレルギーが強い場合には、加熱した卵でも症状が出やすいので、注意が必要です。

一般向けの離乳食で8 ヶ月ころに卵黄を食べるように推奨されているのは、妥当な目安です。

沸騰水で12分以上ゆでた卵の黄身の部分にはアレルゲンの含有量が非常に少なくなっています。もし卵アレルギーであることを知らずに食べ症状が出た場合でも、軽いことが多いでしょう。なお、ゆでたまま放置しておくと卵白成分が卵黄に浸透してしまいます。また、他の調理方法で卵黄を分離しようとしても卵白が混入してしまうので、強い症状が出ることがあります。卵黄の次に症状が出にくい卵カロ工品は、高温で焼かれた全卵の入ったビスケットや、高温の油で揚げた衣(表面近くの部分) です。それより低い加熱温度では、オポムコイドヘのアレルギーの有無で症状の出方にばらつきが出ます。

●牛乳

乳幼児に多いアレルゲンで、第2位の頻度でみられます。カゼインとβ ラクトグロブリンが主なアレルゲンで、これらは熱に強いため、煮沸してもアレルギーをおこす強さはほぼ変わりません。

食パンやビスケットなど小麦粉と一緒に焼いた製品中の牛乳・粉乳は、それらに含まれているものと同じ量の牛乳をそのまま飲んだ場合に比べて、症状をおこす力が弱いことが知られています。牛乳も卵白と同様、血液検査で特異的垣E 抗体価が陽性を示しても、低い数値であるほど、実際にはアレルギーではない人の割合が多くなります。しかし、数値が低い人の中にも強いアレルギー症状が出る人もいるので、医師による適切な診断が必要になります。年齢が上がるにつれて、一般に抗体価は下がる傾向にあり、牛乳を飲めるようになる人は増えていきますが、一部の子どもでは抗体価が高いまま続いて、なかなか飲めるようにならない場合があります。

また、除去を解除する際には、他の食品よりも遅いペースでおこなう必要がある人が目立ちます。ヨーグルトがアレルギーをおこす力は牛乳と同等です。チーズはたんばく質の含有量が多い食品ですので、一定量の牛乳が飲める状態でも、不用意に多く食べてしまうと症状がでることもあります。

●小麦

全年齢を対象にした原因アレルゲンの集計で、小麦アレルギーは第3位の頻度でみられます。新規発症例は、幼児期にいったん順位が下がりますが、青年期以降に再びランク上位に戻ります。

小麦アレルゲンは、水溶性のものと、水に溶けないグルテン( クリアジンとグルテニンが結合したもの) に分けられます。

●そば

激しいアレルギー症状が出ることがあるため、警戒されているアレルゲンです。そのため、症状が出たことがなくても、他のアレルゲン検査のついでに調べられ、ソバ特異的IgE抗体が陽性であると、そのまま除去を続けている場合がよくみられます。

●ピーナッツ、クルミ、その他のナッツ、ゴマ

アナフィラシキシーをおこすことが多いアレルゲンです。過去に症状を引きおこしたことが明らかであって、特異的Ig E 抗体や皮膚プリックテストが陽性ならば、アレルギーの原因として抜います。

●エビ・カニ

幼児期での発症は少なく、加齢とともに発症者が増え、成人期ではトップクラスの食物アレルゲンです。

明らかに即時型の症状を示すにもかかわらず、特異的垣E 抗体価が陰性になることもあり、逆に抗体価が陽性であっても、食べて症状が出ないことがあります。血液検査の結果が陽性であるという理由で、一度も食べたことがないお子さんは、専門の医療機関で確認をする必要があります。

エビアレルギーの人の多くは、カニを食べたときにも症状が出るのですが、イカ・タコでは症状が出る頻度は低いので、それぞれ個別に確認する必要があります。

●魚類

乳児期の発症は少なく、幼児期以降に多種の魚に対する即時型アレルギー症状がみられるようになり、加齢に伴う改善はあまりありません。

魚のたんばく質のうちパルプアルブミンが主なアレルゲンで、多くの魚で同じように症状が出ます。各種魚の特異的Ig E 抗体価は陽性に出ますが、数値と症状の出やすさには関連がみられません。一部の魚、すり身を使った練り製品や缶詰の一部が食べられるようになる場合がありますので、医師と定期的に相談しましょう。

●魚卵

イクラ、次いでタラコのアレルギーがよくみられます。この2 類は特異的IgE抗体価を調べることができ、アレルギーの有無をおおむね反映します。

その他の魚卵でもアレルギー症状が出ることがありますが、個々の食品ごとに対応を決める必要があります。これまで症状が出たことがないのであれば、子持ちシシャモなどを制限する必要はありません。また、魚卵のアレルギーは、魚肉や鶏卵のアレルギーとは無関係です。

●果物・野菜

幼児期からみられるキウイや長芋など単独の即時型アレルギーと、学童期以降に花粉症に関連して発症する同一グループ内の多種類の果物で口腔アレルギー症状が出るものと、2つのタイプがあります。

単独の果物・野菜アレルギーの場合には、症状がはっきりしている場合が多く、特異的IgE抗体価が陽性になることが多いので、医師が診断する際の根拠として役に立ちます。抗体価が徐々に低下した場合に、食べられるようになることが多いでしょう。果物・野菜アレルギーの原因食品の多くは、加熱することで症状をおこしにくくなるので、自宅で加熱調理するほか、缶詰や加熱殺菌された果汁、ジャムなどとして利用できるものがあります。

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ハリツヤ肌に欠かせない「プロテオグリカン」

肌に塗っても、食品としてとっても肌がぶるぷるになるという、美容に関心の高い人の間で注目を集め始めている「プロテオグリカン」。その「効くメカニズム」が少しずつ分かってきた。

 

化粧品、サプリメントなどに含まれる美肌成分として、「コラーゲン、ヒアルロン酸の次に来るのはコレ! 」と、脚光を浴び始めたプロテオブリカン。

 

プロテオグリカンとは、糖とたんばく質が結合した「糖たんばく」の一種で、肌や軟骨などを構造する成分。人間を含む動物や魚の体内に多く含まれている。

食品では、北海道、東北地方の郷土料理で、サケの頭の軟骨部分を甘酢漬けにした「氷頭なます」がプロテオグリカンを豊富に含むものの代表例として挙げられる。

 

そんな背景もあってか、昔から水頭なますを食べてきた青森県では、早くからプロテオグリカンに注目。

弘前大学を中心に産官学共同で研究が進められてきた。もともと専門家の間では「プロテオグリカンは、肌や軟骨などの細胞が代謝する過程で、重要な働きをしているのではないか」と考えられていた。

ただ、肌に塗ったり、食事でとったりした場合、体内にどう吸収され、どの部分がどのように働くのかは分かっていなかった。

 

プロテオグリカンの機能性研究を行う、一丸ファルコス開発部長さんは、「東北女子大学との共同研究で、プロテオグリカンの分子が腸管の細胞に取り込まれて体内に入ることが確認された。また、臨床試験などから、経口や塗布で、美肌や関節痛の緩和といった健康効果が期待できることが分かってきたという。

最初に注目されたのは、美容液など「肌に塗る」化粧品素材として。「保湿力がすごい」「しっとりぷるぷるになる」と話題になった。

 

実際、ヒアルロン酸と同等の保湿力があるという研究データもある。これは、プロテオグリカン独特の構造に秘密があるらしい。プロテオグリカンは植物に例えれば幹にあたるコアたんばく質に、糖が鎖状につながった根葉(GAG鎖) がたくさんついた構造をしている。このG A G 鎖がスポンジのように働き、たっぷりと水分をため込む。そのため、肌の潤いが保たれ、ハリや弾力が維持されると考えられている。

 

さらに、「プロテオグリカン」には表皮細胞の代謝を促進する因子『EG F』に似た働きがあるのではないかと、推察している」と坪井さんは話す。これまでに、培養したヒトの肌細胞に「プロテオグリカン」を加えることで、細胞の増殖や、ヒアルロン酸の合成量が増えるなど、体内のEG Fと同様の作用が見られたという研究もある。

 

「プロテオグリカン」の「幹」であるコアたんばく質の根っこにあたる部分がEGFの働きをする「鍵」になっていて、これが肌細胞にあるEGFの鍵穴にうまく作用しているのではないか」と考えられている。

また、シワが悪化しやすい冬季に行われたヒト試験では、プロテオグリカンを塗布することで肌の保湿力が高まり、目尻のシワが減った。「これらのデータから、プロテオグリカンは肌の「代謝スイッチ」 をオンにするような役目、つまり肌代謝の司令塔のような役割を担うのではないかと期待されている。

 

サラリーマンに朗報!? ゴルフがうまくなるビタミン?

スタミナ料理といえば、たいていニンニクとモツあるいは肉を組み合わせた料理になります。

実際にニンニクと肉類を食べればスタミナがつく、と信じている人は多いようです。しかし肉類をたっぶり食べたからといって、必ずしもゴルフに要求されるスタミナや瞬発力がつくとはかぎりません。

 

ゴルフだけでなくスタミナが必要なスポーツでは、むしろ炭水化物(糖質)を食べておいたほうがスタミナがつくと思います。肉類などのタンパク質は、エネルギー源としてよりも、体の筋肉をつくり、パワーをつける栄養素です。もちろんタンパク質は、ホルモン、酵素など、体に必要なさまざまな物質を合成するための原料とる大切な栄養素です。

 

マラソン、クロスカントリー、各種の球技といったスタミナが要求されるスポーツでは、高炭水化物食がもっとも運動能力を高めるとされています。炭水化物の多い食事によって、筋肉のグリコーゲンの蓄積量が増えるからです。

この食事法は、グリコー ゲンローディング、または炭水化物ロー デインクといわれ、l発勝負が求められるオリンピック選手などに、実際に適用されることのある食事法です。

グリコーゲンとは、運動するときのエネルギー源になるもので、ブドウ糖グルコース)の集合体です。食事でとった炭水化物の成分のブドウ糖酵素の作用でグリコーゲンとなり、筋肉と肝臓に蓄えられ、運動するときのエネルギー源になるのです。ゴルフのショットでも、そのエネルギー源としてタンパク質ではなく、ブドウ糖に次いでグリコーゲンが使われます。プレーを開始してから時間がたってくると、今度は体脂肪も使われます。

 

テレビでプロ野球の解説を聞いていると、「あんなに力を入れず、軽くあてたほうがホームランになるのに」とよくいっています。しかしゴルフのショットでは、飛距離を出すためには瞬発力が大事です。筋肉を使って瞬発力を発揮するとき、エネルギー源であるグリコーゲンの生成にビタミンB1が欠かせません。

ビタミンB1が炭水化物の代謝に関わり、グリコーゲンの生成に一役買っているためです。ビタミンB1の効果は、体に入って2時間後にピークを迎えるため、前夜にのんでも効果は少ないのです。

 

ゴルフに出掛ける朝、のむのがベストです。パットをうまく決めようと思ったら、ビタミンB6です。

B6はタンパク質の代謝に関わるビタミンなので、B1と一緒にのめば腕だけでなく全身の筋肉を強化し、ふるえを抑え、パットがスムーズにいくはずです。3B製剤(B1、B6、B12を含む)が最適です。

ところで豚肉には、ゴルフのショットで必要なビタミンB1がたくさん含まれており、さらにニンニクには、ビタミンB1の効果を長続きさせる物質が含まれています。つまり豚肉なら、スタミナづくりに効果があるといえます。