下痢が続くと痔になってしまう
下痢が2~3日続いていたら、痔になってしまった!」という人が最近増えています。「便秘と痔は切っても切れない仲」というのはよく聞きますが、じつは、下痢と痔も深い関係にあります。
下痢になると便が漏れ出ないように、肛門を締める括約筋が過度に緊張した状態になります。さらに何度もトイレに行くので肛門に負担がかかります。その結果、お尻の血行が悪くなっていぼ痔になったり、肛門に傷がついて切れ痔になることがあるのです。
また、直腸と肛門の境目には歯状線というくぼみがあります。このぼみに便の中のばい菌が感染して化膿すると、一般に「あな痔」といわれる痔ろうになってしまいます。
その最大の原因が下痢です。便が水様性になるほど歯状線のくぽみうみに入りやすいからです。最初は膿をもったおできができ、お尻の痛みや38 度以上の熱が出ることもあります。
化膿が進んで膿が出ると痛みや熱は治まりますが、化膿を繰り返すことがあります。便秘と下痢は相反する状態ですが、どちらも痔の最大の原因となるわけです。お尻は口から入った食べ物の旅が終わる終着駅です。つまり、「終わりよければすべてよし!」で、すっきり排便できる人はなんの問題もないということです。
しかし、不規則な生活や暴飲暴食、心身のストレスがあるとスムーズな旅の終わりを飾ることはできません。快便をめざすには、やはり日ごろの生活を見直すことが大事なのです。
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