雑記

興味のあることだけ書き留める

オンラインショップやオークションをはじめて利用する際の注意点

注文したが届かないトラブル

2004年2月、「ブランド品のコートを売る」とうその書き込みをした東京都の女子大生が逮捕されました。女子大生の口座には2003年5月ごろから約200件、計約200万円の振り込みがありました。彼女は「クレジットカードで買った品物の代金が払えなくなってやり始めた」と供述しています。インターネットショッピングでもっとも多いトラブルはこのような商品の不着問題で、枚挙のいとまがありません。インターネット上では匿名で取り引きができるので、相手の信用度がわかりません。おいしい話には塞があることを知っていても、つい手が伸びてしまうようです。

オークションで5億円もの被害

インターネットショッピングであれば、お店の名前等で信用度を測ることができます。しかし、オークションとなるとこれが難しくなります。ほとんどが素人ばかりであるため、大きな問題も発生しています。2002年のことですが、ヤフーオークションで5億円もの被害が出て話題となりました。ヤフーオークションで大量の旅行券が売りに出されました。それを落札し、代金を振り込んだあとに、出品者が雲隠れ。警察で調べたところ、被害者は300人、総被害額は5億円にものぼっていたそうです。犯人らしい女性は、以前から旅行券を出品し、当初は正直に落札者に郵送していたそうです。それを繰り返し、信用度を上げての犯罪でしたこのような犯罪はオークションでは日常のように発生しています。あるいは、参加者もそれを覚悟の上で楽しんでいるのかもしれませんが。

購入前にサイトをチェック

それでは、購入前にどのような対策があるかを紹介しましょう。まずは信用度の確認が重要となりますりそこで、わかりやすいのがメールアドレス以外の連絡方法を掲載しているかどうかです。住所や電話番号、ファックス番号を掲載していない会社を信用してはいけません。

フリーメールであれば、「私は危険な人間です」と宣言しているようなものです。決してこのような店や人から購入してはいけません。こんなところで、クレジットカード情報など教えたら、犯罪に利用されるのが目に見えています。

たとえ住所や電話番号が善かれていても、念のために実在する住所や電話番号なのかも調べましょう。住所は地図サイトで確認できます。電話番号は、本当に電話をかけてみます。もし、購入するのであれば、お店のホームページをプリントアウトして保存しておきましょう。また、このお店の評判がわかるかもしれないので、検索サイトで調べてみるのもいいでしょう。オークションサイトの規約をよく読むことは常識。雰囲気にあおられないように予算を立てて参加しましょう。

なお、はじめての取り引きの場合は、銀行振り込みやクレジットカードを利用せず、代引きにしておきましょう。商品を受け取る際に代金を支払う仕組みですから、この方が安心です。それでもトラブルに遭遇したら、「5・5 それでもトラブルが起こつたら」を参照してください。