雑記

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最近の子供は体温調整ができない

最近の子供たちは、平熱が36度に満たない低体温の子が全体の40% 以上にもなっているます。子供は高体温が一般的です。お年寄りは37度も熱があればぐったりですが子供なら37度程度ならプールで泳いでしまう子もいるぐらいが普通です。

子供たちは、自ら部屋の温度を20度に設定すると聞きます。お父さんお母さんが子供部屋に入っていくと、「どうしてこんなに寒くしているの?」と驚くそうです。

 

そういう子供たちが今度は体育の授業を受けると、そう大して熱くもない日に熱中症になったりします。最近は、温暖化の影響で夏は特に昔より暑いのですが「この程度の暑さで? まだ汗もかいてないじゃない」という段階で倒れるのです。

これは、あまりに世の中が便利になってしまったために起きたことです。暑ければエアコンで温度調節をすればいい、冷たい飲み物やアイスクリームを食べればいいと、簡単に外の環境を変えることで、自分自身で発汗して体温調節をしようとする力が落ちてしまったからなのです。

 

その結果、外気温が高くなると、体内に熱がこもります。人間は本来発汗することで体内にこもった熱を放出するのですが、この子供たちは汗がかけませんからこの機能が備わっていません。

 

そのため、体温が上がりすぎて倒れてしまうのです。こうなると自律神経もきちんと機能していないものと思われます。

 

つまり免疫力が弱くなって、すぐに病気になったり、ストレスを抱え込んでうつ病になったりするのです。こういう子供たちの外見の特徴の1つは、ぼっちゃりとした体形の持ち主だということです。リンパ球過多でぼっちゃりして、おっとりとした性格、そして冬でもT シャツで部屋にいたりします。

 

暑くなると冷たいものを飲んだり食べたりします。しかし、そんな子供たちでも、練習をすれば体温調節ができるようになります。

 

まずは退化した汗腺を取り戻すため、普段から汗をかく習慣をつけることです。そのためには運動して汗をかく練習をするしかありません。最初は体を暑さに慣らしていく程度で十分です。

 

歩く、軽く走るといった程度の運動でいいでしょう。それから、徐々にあったかいものを食べたり、飲んだりする習慣を作ります。

 

お風呂に入ることもいいです。汗腺が退化しているので初めは辛いでしょうが、そうやって汗をかく練習をしていくと、3ヶ月もすれば、汗腺は再生され、自力で体温調節ができるようになります。

 

また、最近では口呼吸の子供が増えています。これは現代人特有で大人にも多いのですが、子供も十分に注意する