たまねぎはインスリンの働きを活性化し血糖値を下げる、1日4分の1個摂取せよ
たまねぎはヘモグロビンA1C、血糖値共にに低下させる
高血糖や糖尿病で悩んでい る人、さらに予備軍の人も含めてぜひ積極的にとって ほしい食品があります。それ は、タマネギです。 タマネギには、高血糖の改 善に役立つとして注目されて いる、
多くの種類のイオウ化 化合物が豊富に含まれていま す。さらにタマネギには、抗酸化物質のケルセチン、イン スリン の材料になる亜鉛・マ グネシウムといったミネラル や食物繊維、ビタミン類も多 く含まれています。
そのため、タマネギを常食すれば、衰えていたインスリ ンの働きが活発になり、高い 血糖値を下げる働きが期待で きるのです。このことは、世界的にも注目されている点です。
タマネギの血糖降下作用にっいては、1923年にカナダのコリップ博士が行った動物実験で、初めて報告されました。
その後、1971年にはインドで、1975 年には英国で、糖尿病の患者さんにタマネギをとってもらったところ、血糖値が顕著に下がることが確認されたのです。
天然のタマネギの成分を丸ごと粒食品にした「濃縮タマネギ」を使って、次のような試験も行われています。
糖尿病の患者さん2人に濃縮タマネギを20週間にわたって毎日とってもらいました。そして、試験前と試験開始から4週間ごとに、食後2時問の血糖値と、ヘモグロビンA1C を測り、その変化を調べたのです。
その結果、血糖値については、22人中19人(有効率86 .4%)が低下しました。全体で見ると、試験開始時に平均300mg/dlだった血糖値は、16週以降では平均200mg/dl以下まで低下したのです。
一方、ヘモグロビンA1Cは、22人中16人(有効率72.7%)が低下しました。ヘモグロビンA1Cの平均は、試験前はおよそ8% でしたが、2週間後には7% 以下に下がり、安定しました。
特筆すべきは、試験後に6人(27.3%)が血糖降下薬を使う必要がなくなったことです。
また、2人の参加者すべてに、低血糖などの副作用は見られませんでした。研究結果を見ると、1日に4分の1個程度(40~50グラム)の、辛みの強い( ストロング系)のタマネギをとれば、血糖値を下げる働きが期待できるようです。高血糖や糖尿病の人は、タマネギを毎日食べるようにしましょう。
血糖値やヘモグロビンA1Cが高いと合併症が怖いと脅かされてしまうかもしれませんがが、生活習慣や食習慣をまじめに変えていけば必ず正常値になります。
ちなみにたまねぎが苦手で食べられない人はたまねぎを原料にしたサプリ「たまねぎ物語」もありますので諦めないでください。
血糖値、ヘモグロビンA1Cを下げる方法はいろいろあります。
糖尿病はどの時点で本気になるか?だけです。