雑記

興味のあることだけ書き留める

冬の滋養を引き出しながら貧血を改善する「小松菜」パワー

小松菜はストレス発散に役立つ

葉が厚く、青菜のなかでも栄養の損失が少ないのが特徴です。栄養価はほうれんそうよりも優れています。

アクが少なく使いやすい食材なので、おひたし以外のメニューも楽しめます。

 

まず、大きな効能、効果は、ストレスから身を守り、抵抗力を高める!という点です。

 

小松菜にはビタミンCが豊富に含まれており、その量はみかんやグレープフルーツに匹敵するほどです。ビタミンC は体内の酵素の働きを助けて代謝を促進するため、抵抗力を高める効果があります。精神的ストレスの多い人や、たばこ、お酒、紫外線といった環境ストレスの多い人は、体がビタミンCをたくさん必要とするので、意識して取り入れましょう。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けたり、活性酸素を消去する働きがあるので、美肌づくりや老化防止に役立ちます。

調理のコツは

  • 熱に弱いので加熱は短時間にとどめる。
  • 空気に触れると酸化しやすいので、細かく刻む場合は手早く調理する。
  • 水に溶ける性質があるため、水にさらしたり、ゆでたりするのは短時間にとどめる。

などになります。さっと炒めると緑が鮮やかになり栄養の損失も少なくてすみそうです。意外にもゆでるとちょっと栄養の損失が大きくなりそうです。

歯ごたえなんかも楽しめるので最初に、ごま油なんかでにんにく、しょうがを炒めてその後、キノコ類を炒めて→小松菜がベストのように感じます。

貧血予防には「鉄」が定番ですが…

ちなみに貧血予防というとすぐにイメージするのは「鉄」ですが、鉄を十分にとっても貧血が解消しない場合、葉酸不足が考えられます。葉酸は「赤血球」の形成に不可欠なので、不足すると「悪性貧血」の原因になるのです。また、妊娠中や授乳中の女性は不足しやすいため、特におすすめしたい食材です。

 

小松菜パワー(非ヘム鉄)について

小松菜には鉄が豊富に含まれています。鉄は赤血球の主要成分で、不足すると貧血、疲労感、抵抗力の低下など、さまざまな不調の原因になります。食が細く肉類を敬遠しがちな人や、激しい運動をする人は、特に不足しやすいので注意が必要です。

小松菜の非ヘム鉄は動物性のヘム鉄に比べて吸収されにくいのが特徴です。ビタミンCやクエン酸を合わせると吸収率が高まるので、野菜、果物、酢などと合わせてとりましょう。

βカロテンも!

βカロテンはたんばく質の合成にかかわる成分で、強い抗酸化作用があるため、血管や粘膜を丈夫にして動脈硬化などを予防します。

βカロテンは体内でビタミンAに変換されますが、その吸収率は10〜60%ほどと、それほど高くありません。ビタミンAの摂取基準量は成人男性で1日700〜750㎍、女性で60 0 ㎍ですが、小松菜は100g中に3100㎍ものβ・カロテンを含むため、吸収率を考慮しても必要量を楽にとることができます。

冬の数少ない葉物野菜として定番の小松菜ですが、貧血予防に役立ちそうです。