雑記

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「もやし」は食物繊維が豊富で東洋医学では活用されている

バター、ヨーグルト、野菜…とにかく9月は値上げのラッシュ。そんな中いつも低価格でおなかを満たしくれるのが「もやし」。いためてもゆでてても蒸してもおいしい。

やっぱりごま油を使ってちょっとこくのある味付けがおいしいように思う。

 

供給が安定していて1年中手に入り、しかも値段も30円前後と安価な「もやし」は、家計のお助け野菜の代表と言っていいでしょう。

もちろん「もやし」の素晴らしさは価格だけではありません。健康効果、とくに腸の大掃除をして老廃物による腸内腐敗を防止、あるいは改善する働きが高い点にも大いに注目したいものです。なぜ「もやし」に腸内腐敗を止める力が宿っているのか?

 

「もやし」は「芽を萌やす」つまり発芽している状態を表す言葉が名前の由来。発芽する瞬間の植物は強力な生命エネルギーを放出するのですが、食べるということはそのエネルギーをいただいているということです。

栄養を見ても、豆のときには少ないビタミンCが「もやし」になると増え、また消化酵素が生じ、その他のビタミン類やミネラルが消化吸収されやすくなります。

「もやし」は腸内の掃除をする成分として知られる食物繊維が豊富ですが、ビタミンCやミネラル類も、腸の働きを健全にします。

「もやし」は腸内腐敗をストップさせる栄養成分の宝庫なのです。ここまでは「もやし」を現代栄養学で分析しましたが、東洋医学から見ても「もやし」の腸内腐敗を防止する働きがきわめて高いのです。

 

一般的に売られている「もやし」は、「緑豆もやし」が正式名称です。緑豆を発芽させた「緑豆もやし」。そもそも「もやし」とは豆や穀物などの種子を水に浸して発芽させた新芽野菜のことで、大豆もやしやアルファルファ、そば、ブロッコリーなどの「スフラウト」 も「もやし」の一種としている。「緑豆もやし」は他のもやしに比べてどタミンC がとくに豊富。

豆もやしとも呼ばれている。大豆を発芽させたもやしで、ほかのもやしにくらべてタンパク質やカルシウムが多く、独特の歯ごたえがありアミノ酸による旨みが強い。

  • エネルギーは100gあたり14kcal
  • 価格は、1袋30円程度

栄養は

  • 食物繊維…水溶性、不溶性両方の食物繊維が豊富で、腸内の老廃物を吸着して体の外に排出し、腸内腐敗を防ぐ
  • ビタミンC…じつはどタミンC には腸内の善玉菌である乳酸菌の育成を助ける働きがあり、腸の健康維持に欠かせない
  • ビタミンB群…ビタミンC と同様、乳酸菌の育成に関わる栄養素。腸内でも作られるが体調を整えるのに必要なので補充は大切
  • カリウム…筋肉の収縮運動にかかわる栄養素で、腸の壌動運動を活発にするために摂取したい栄養素。血圧安定作用もある
  • カルシウム…1990年代後半以降、欧米ではカルシウムが大腸がんの発生リスクを低下させるという報告が相次いで発表されている。骨粗鬆症予防にも

食べ物をその性質によって「寒」「涼」「温」「熟」の4 つに分類します。「もやし」は「涼」に分類されるのですが涼」とはおだやかに「熟」を鎮め、興奮や炎症を抑えます。

便秘は腸内に熱がたまって便の水分が奪われていたり、ぜんどう緊張状態にあってうまく煉動運動ができない状態によって起こります。

つまり「もやし」は「涼」の性質によって便通をスムーズにし、腸内腐敗を防ぐのです。

ただし、「もやし」の「涼」もとり入れすぎれば冷えにつながるので、温めたり一度火を通して食べることが大切。

そこで快便作用を高める白菜を加えたスープと、下ゆでをしてから作る常備菜をご紹介します。1日に1度、食事の最初に食べて、腸内を掃除する習慣をつけてはいかがでしょうか。

翌朝にしっかり便をだしたいときの快便もやしスープの作り方

材料

  • もやし‥2 袋
  • 白菜…3 ~4 牧
  • 田形スープ… 2個
  • 塩・こしょう…各適量
  • 水…1.5L
  1. もやしと白菜は流水で洗って水けをきる。白菜は食べやすい大きさに切る
  2. 大きめの鍋に水を入れ、強火にかけて沸騰させる
  3. 1の白菜を2の鍋に入れ、さらにもやしを入れる
  4. 3に固形スープを入れ、野菜がやわらかくなるまで煮る。塩・こしょうで味を調えて完成

食材をやわらかく煮るスープは、胃腸を温めて栄養成分の消化吸収を高めます。
作り置きも可能なのでたくさんつくって味をかえて食べることもできます。翌朝は快便です。