雑記

興味のあることだけ書き留める

ビタミン、ミネラル、アミノ酸をバランスよく含む「ユーグレナ」

人間が必要とする微量栄養素を豊富に含む「ユーグレナ」。その理由は、植物と動物両方の性質を併せ持つ特徴にある。この「丸ごと食べる食材」は、血液サラサラ作用や整腸など多様な効果を発揮する。

 

一口で必要な栄養素が1回でとれたら…こんな願いをかなえてくれるのが緑色の食材、ユーグレナ

ユーグレナは淡水にすむ単細胞生物。ビタミン、アミノ酸など人間が必要とする微量栄養素を皇宮に含む。その理由は、植物と動物、両方の性質を兼ね備えているから。

 

植物としての一番の特徴は体の中に散りばめられた葉緑体にある。ここを中心にビタミンE 、β カロチンほか、C 、B2、B6 、葉酸、ビオチンなど水溶性ビタミンのほとんどがつくられる。

ユーグレナがつくるビタミンEの95% は、最も活性の高い天然アルファ型αトコフェロール」。Cの含有量が普通の植物より多いうえ、良質のEを同時にとれるユーグレナは優れた抗酸化食品といえる。

もう一つの特徴がアミノ酸の豊富さ。人が合成できない必須アミノ酸8種類を含む20種類すべてをバランス良くもっている。これが「ユーグレナの動物的な要素」。

 

実際、必須アミノ酸の人体での利用効率を示す「アミノ酸スコア」は、植物に属するクロレラスピルリナより高く理想的な形に近いとされる乳たんばく質のカゼインと同等。ユーグレナは血液をサラサラにするEPADHA などのn3系脂肪酸も含む。「脳卒中を起こしやすくしたラットにユーグレナを食べさせたら寿命が伸びた。これは血液改善作用によるものと考えられる。人では月経痛を和らげる効果も期待できそうだという。

 

さらにユープレナ特有の成分として注目されているのが、βグルカンという食物繊維に似た多糖で構成された、パラミロンという成分。

β グルカンには自律神経を整えてストレスホルモンを減らす作用がある。つまり、ユーグレナをとることで心に対する効果も期待できるという。

食物繊維のように難消化性なので、便通を良くする働きや、「毒」を吸着して体外に出す作用もある。

 

カルシウム、亜鉛などのミネラルも含む。「有効成分だけを抽出したビタミン剤などと違い、丸ごと食べて多様な栄養素をとれるのがユーグレナ

人の体に備わった消化吸収機能をきちんと使うので、体をなまけさせない点も優れている。不足しがちな栄養素を自然な形で十分に補給でき、不要なものは体外に出すユープレナは、天然の「総合サブリ」といえる。