雑記

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体のSOSを知るための健康診断のポイント

健康診断がなぜ必要なのか?

日本人の死因で一番多いのが悪性新生物(ガン)、次が心臓疾患、そして次が肺炎、そして次が脳の血管疾患と続きます。

心疾患や脳血管疾患を引き起こす原因は動脈硬化ですが実際は、自覚症状がなく「サイレントキラー」などとも呼ばれます。

加齢や4大リスクファクターの喫煙、禁煙、高血圧、血液中の脂肪分が過剰になる脂質異常症、糖尿病が大きな要因となります。

動脈硬化の進行や悪化を未然に防ぎ、脳卒中、心疾患などの血管障害を起こしにくくする意義があります。

自覚症状が出る前の初期段階で重大な病気を見つけたり、症状が長期にわたって出にくい生活習慣病を発見する目的があります。

受診のポイント

健康診断を受ける数日前から飲酒や食事制限などを行う人もいますが検査前には日頃の生活とあまり変わった生活をするのはNGです。

検査前に特別な配慮等は不要でリラックスして検査を受けることが大切です。

その後の手数がかからないためにも同じ医療機関で受診するとよりいいでしょう。画像などのデータがあると再検査などの手間が省けるためです。

もちろん、同一の病院でないとだめだというわけではありません。

 

もし、健康診断で異常が見つかった際には再検査などを受けなければ健康診断を受けた意味がありません。

検査結果は通常、A、B、C、Dという判定が記載されていますがこの判定が要精密検査、要治療の場合の目安となります。

健康診断でCやD判定が出ても再検査では異常なしのAと出るケースもありますので再検査は必ず受けるようにします。

病気が怖くて再検査をしないことのほうが後々の大きなリスクになります。

肥満はやっぱりNG!

最近、メタボという言葉が定着しましたが肥満と言われている場合には体重自体が重いために腰痛、膝痛などの関節痛を起こしやすくなる上に脂質異常症、高血圧、糖尿病、高尿酸血症、月経異常、などのリスクが高くなります。

中年以降は特に雲量が減り、残業などで夕食時間が遅くなり、おつきあいなどでお酒も増え、自己管理ができにくくなります。

こういったことはどうしても肥満の原因に直接結びついてしまうため意識して生活習慣を変えていくことが重要です。

健康診断の検査

順位検査の種類関連する主な検査項目名疑われる病気等
1位脂質
2位血圧
  • 血圧
加齢やストレス、塩分の過剰摂取が原因で血圧が高くなる。減塩を成功させる5原則なども重要。
3位肝機能
  • AST(GOT)
  • ALT(GPT)
  • γ-GTP(GGT)
脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が多くたまった状態。食事(摂取エネルギー)が多かったり運動が少ないと起こる。食事量を減らして運動量を増やす。
4位糖尿病
  • 空腹時血糖
  • HbA1c
血液中のブドウ糖量を調べる。この値が高いと糖尿病をはじめ内分泌疾患や代謝疾患、膵臓に関わる疾患などが疑われる。
5位貧血
男性より女性に多くみられる。
6位腎機能
  • 尿たんぱく
腎臓で濾過すべき老廃物や体に必要なたんぱく質が尿に混ざってしまっている状態。腎機能の低下の有無。