雑記

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懸賞サイトやクイズ、アンケートサイトにも注意

ネットのクイズ・懸賞 で個人情報が流出してしまう

インターネット上でのアンケートは、スピーディに結果がわかり、その集計も極めて簡単にできるので、実施する側にとってはとても魅力的です。

答える側も、手軽だし、それで商品が当たることも多く、利用者が増加しています。クイズや懸賞のリンク集も数多く運営されています。しかし、ここで問題となるのが個人情報の漏洩です。たとえば、2002年3月、ドール株式会社のクイズ懸賞で、応募した2名の個人情報が漏洩していたことが発覚しました。同社が運営するホームページ「スウィーティオ・ドット・コム」が実施した懸賞付きクイズ「この声だれか」に応募した個人情報が、ネット上で閲覧可能な状態になっていたのが原因でした。これはネット上でかなり話題になりました。当初2人の情報だったのが、いつの問にか偽の情報が追加され、膨大な数の個人情報に膨れあがってしまいました。

 

また、2004年6月には、TBS ラジオから、携帯電話で答えたクイズ回答者の個人情報が漏洩しました。27日午後に放送した「伊集院光日曜日の秘密基地」で、携帯電話を使ってクイズに答えるコーナーに応募した腿人の住所や氏名、電話番号などが、ほかの応募者の携帯電話画面に誤って表示される状態になってしまいました。

 

悪意あるサイトも存在してしまう

上の2件の例は、いずれも不注意によるもので、悪意はありません。しかし、中には当初から個人情報の売買を目的に、サイトを運営しているところもあります。たとえば、そのサイトに答えると勧誘のメールが多く届くようになったり、ダイレクトメールが一気に増えたりします。架空の女性名で応募したのに、その女性名でメールが届くようになることもあります。これは、明らかにそのサイトから情報が漏れていることになります。

サイト運営者にとっては、これほど簡単な情報収集はありません。高額な製品や賞金を前面に、応募を求めます。その際の電子メール、住所、趣味晴好などを答えさせ、これをしかるべき業者に販売します。もちろん、高額な製品も賞金は誰の手にも届きません。このようなサイトもあることを念頭に、懸賞やクイズに精を出すべきです。

 

懸賞やクイズサイトを利用するのなら

いくつかこのようなサイトとの付き合い方を紹介しましょう。まず、セキュリティマークが付いている懸賞サイトを選ぶこと。個人の情報を暗号化して外部に漏れないよう対処しているサイトもあり、このようなサイトには必ずセキュリティマークが付いていて、情報漏洩に気を使っていることがわかります。

懸賞サイトに「個人情報について」の記載があるかないかも確認しましょう。これも、気を使っているかどうかの尺度になります。インターネットショッピングと同様、サイトの管理者と連絡がとれるかを確認しましょう。メールアドレス、住所、電話番号等が記載されているかをチェックします。不意に届く「ご当選おめでとうございます」も頭から信じてはいけません。次の詐欺が待っている場合があります。たとえば、「賞品の送料はご自身で負担していただくので」などです。携帯電話のメールアドレスは記入しないようにしましょう。携帯電話へのメールは拒否が困難です。携帯電話の番号やメールアドレスを聞き出そうとする懸賞サイトは危険です。