雑記

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マルチ商法と内職斡旋

ネット上に多数存在するマルチ商法

米国から上陸した犯罪です。「ホームページのスペースをレンタルする」ことを媒介として会員を増やすマルチ商法が発生しました。

ひとりがホームページスペースを借り、それを又貸しして、利ざやを稼げると紹介して会員を集めました。ホームページはちょっとした流行で、多くの人が作ろうとしています。そのスペースを他人に貸して利益になるならと、若者を中心に多くの人が会員になって、又貸しに走りました。一部の人は儲けたようですが、続くわけがありません。

「儲かると勧誘されて会員になったが次の会員を獲得できない」という苦情があちこちから訴えられるようになりました。電子メールを使ったネズミ講も発生しました。ある日、友人からマネーゲームへの参加を勧誘する電子メールが届きます。メールには、自分の上位にあたる4人の名前と銀行口座番号が善かれており、「上位の4人に1000円ずつ送るとそれぞれからレポートが送られてくる」「その上で、名簿の一番上の人の名前を消してほかの人をひとつずつ上へずらし、4番目に自分を書き加えたメールで、多くの人を勧誘すると、その人たちからの振り込みが次々にある」などと書かれています。なるほど、これはおいしい話です。うまくいったら濡れ手に粟で、大儲けになります。「レポートの販売を伴うのでネズミ講ではない」「弁護士に聞いたところ、法には触れず、問題ないといわれた」とも言われています。何しろ、友人からの誘いだし、メールにも「合法」とあるので、4人に1000 円ずつ振り込み、自分も50人の人にメールを送って勧誘しました。絵に措いたようなネズミ講です。これに引っかかるおろか者がいるのかと思うでしょうが、実際にいて被害届が出され、犯人も逮捕されました。

 

内職をさがしたかっただけなのに

「ホームページを作る仕事をやりませんか」という魅力的なサイトがありました。「はじめての人でも不慣れな人でも簡単にホームページを作る内職が自宅で可能。技術習得のための教材を購入してもらうが、代金は内職の収入で十分に支払える。仕事を実際にやってもらう前に試験を受けてもらうが、そのために十分な指導をする。誰でも受かる簡単な試験である」などとあります。

ネット上のサイドビジネスやSOHO(在宅勤務) 情報にも、うさんくさいものがけっこうあります。たとえば、チラシ配布のサイドビジネス。「海外ブランド化粧品の通販広告チラシの配布。そのチラシを見て注文があればマージンが入る。自分の好きな時間にボスティングすればいいので時間も有効に使える。その仕事をするには、代理店になる必要がある。代理店になるには52万円かかるが、月々の収入から十分支払える」などというもの。誰が見ても詐欺としか思えませんが、実際に引っかかる人はいるようです。

 

現実の世界でもバーチャルな世界でも、おいしい話はどこにもないと肝に銘じるべきです。怪しいなあと思ったら、手を出さないこと。マルチ商法で簡単に利益を上げられるはずがありません。マルチ商法で気をつけなければいけないのは、勧誘すれば自分が加害者になってしまうということです。また、

外国に本部がある組織の場合、トラブルの解決や被害の救済は困難となります。十分に気をつけましょう。

 

おいしい話は世の中には、絶対に出回りません。世の中で特をしている人間は、ほんの数%の人達です。

一般人は鴨にされて終わりです。十分気を付けましょう。